中学校の通知表の見方【2024年最新】どこよりも詳しく、分かりやすく解説

目次

2021年度から中学校の通知表が『大改訂』されたんです

ネット上の記事では、まだ2020年以前の通知表の記事がたくさんあります。検索上位の記事でも旧通知表のままになっている記事もあります。塾屋の掲載する記事は、中学生の2021年度からの新通知表情報です

おそらく、この記事のアクセス数は、2021年7月と10月に激増すると思います。というのも、2021年から中学校の通知表がちょっとどころか大きく変わっている事を、学校から知らされるのが「最初の通知表のとき」だからです

三学期制なら7月、前期後期の二学期制なら10月に通知表をもらったときに気づくんです

お母さん

あれ?なんか変わった・・・え?内申こんなに下がった(上がった)の??なんで??

おそらく、こうなります。今回の改訂で、いつもなら・・・という予測が立たなくなるため内申が大きく変わります

ここではまだ伏せておきますが、私の見解では「(  )が減って(   )が増える。(   )を取るのが難しくなる」と予想しています(  )内は1・2・3・4・5のいずれかです

すでに小学校は2020年度から『新』通知表に移行しています

実は小学校が1年早く『新』通知表に移行しています。それなのに、大きな話題になっていないのは、小学校の通知表が入試や受験で「使う」子がほとんどいないからだと思います

今回は「高校入試で使う」中学校の通知表です。都道府県によっては、2021年の今、今日過ごしている学校生活の評価でつけた内申が受験に影響しているのです(愛知県の場合は中3の1年間なので、2021年に中3の子は7月(10月)まで新通知表に変わったことを知らずに内申が決まってしまっているんですよ)

どう変わったの?説明は?

大きく変わったなら、学校側から説明があるはず・・・と思っていらっしゃる保護者の方も多いと思います。私も小学生の娘を持つ親なので「これだけ変わるから、さすがに説明あるでしょ」と思っていました

ところが、娘の小学校や塾生の通う小学校(約10校)のうち

・何もなし=7校

・書面1枚のみ=3校

でした(´;ω;`)

その書面も・・・

3校どれも同じ書面でした

おそらく、文部科学省から「これをご家庭に配布しよう」みたいな書面1枚でした。補足や学級通信での説明もなしでした

この調子だと、中学校もこの書面を通知表を返すときに一緒に入れて終わりだと思います

中学生は、通知表を「使う」

小学生と中学生では、通知表の意味が全然違ってきます。先ほど書いたように、中学生にとって「5」か「4」かは大きな違いです。都道府県によっては3年間の通知表が入試に関係したり、合計の内申が私立推薦の条件だったりする場合・・・

2020年までの「がんばり」方と2021年以降の「がんばり」方が違うこと

このことを頑張っている(頑張ろうとしている)中学生に何も伝えずに

はい、新基準はこれで、キミの内申は下がりました」となるのはあまりに可哀そうです

毎年のようにコロコロ審査基準が変わるフィギュアスケートだって、大会前(かなり前)にどう変わるのか公表されて、それに合わせてコーチや選手がプログラムを構成して『高得点になる演技』を作って大会に臨んでいます

中学生も「中学生のプロ」です。中学校生活を充実させて勉強面で結果を出したい人にとっては「何を評価されるのか」は伝えるべきだし、知っておくべきですよね

努力の「方向性」

林修先生の有名な努力に関する名言があります

努力は裏切らない

っていう言葉は不正確だ。

正しい場所で

正しい方向で

十分な量なされた努力は

裏切らない。

中学生のキミ、中学生のお子様をお持ちの保護者の方、そして中学生を指導する塾・家庭教師の先生方

新通知表に変わることで「正しい方向」が変わります

今までの「正しかった方向」から変わります

その情報の100%すべてを把握することは不可能です(教師の守秘義務のため)

しかし、私には、これまで3000枚以上の通知表を見てきた経験、毎年、中3生対象に「通知表対策講座」を行って内申を上げてきた経験があります。また、現役教師に取材を行うなど、積極的に『解明』に動いています

目次