全国学力調査と、これからの入試

ここのカテゴリ記事は「雑感」なので、必要最小限の編集で、ただただ思いを書いています。主に塾生や保護者の方向けの書き方をしています。この「雑感」はコメントONにしてありますので、共感だったりコメントいただければ、1つ1つ返信させていただきます♪(毎回すごい件数くるようになったら・・・考えます)

目次

小6、中3に行われる全国学力調査の問題を見て

毎年、小6と中3に行われている学力調査(算・国)があります。

これは順位とか成績が進路には影響せず、単純に「全国の小中学生の実態把握」のためのテストです。

毎年行われており、特に事前対策やテスト勉強をしておくようなテストではないため、純粋な「普段の学力」を観ることができると考えられています。

実際の問題を見てみましょう

どういった問題を解いているのか・・

続いて数学です

数年前までは数学AとBのように2つに分けていましたが、最近では1つのテストになっています

今後のテスト・入試

初めて見た方は

「ん?なんだこれ?」と思ったかもしれませんね

今、入試問題の傾向として

  • しっかり資料や状況を読ませる
  • 短問や用語を答えて終わり!の問題が少ない
  • 1問1問が長い
  • 見たことない問題が多い

これらの傾向があります

今回の学力調査の問題も、算数(数学)国語ともに顕著に出ています

これからの「難しい」は、こう変わる!

この学力調査の問題、いろいろな質問との相関性を今後、発表すると思います。

スマホの利用時間と点数との相関性

とか

1日の勉強時間と点数との相関性

みたいなものです

僕がこのテーマで書きたかった理由は

今と昔では「難しい」入試の意味が変わるからです

昔のテスト・入試の「難しい」

私たち親世代より上のテストや入試においては

「難しい=複雑」

「難しい=いくつも式を立てて、時間がかかる」

「難しい=誰もが思いつかない発想が必要」

というものでした

今/これからのテストの「難しい」

これからは、

「難しい=多くの資料やデータから読み取る」

「難しい=教科書やワークで似た問題がない」

「難しい=正解がない」

こうなります

SNS、動画倍速世代では、難しい

ショート動画、倍速再生が全盛の今、字幕もなく解説者もいない、データや資料だけが提示される問題は

『非日常』←学生にとって

になるため、その資料が分かりやすかろうが簡単だろうが「習慣として、読めない」子がたくさんいます

多くの子が

・めんどくさい

・(途中まで読んで)テキトーでいいや

・分からん(あとで答え見ればいいや)

くらいの感覚で、最後まで読解することすらできない子が多いです

見たことない問題=空欄

小中高校生を指導していると、見たことがない問題に対して「空欄にする」生徒が年々増えているように感じます

これは、普段の勉強の出来に関わらず・・・です

見たことがある=出し方が分かる=解く

見たことがない=習ってないからできない=やらない=空欄

という思考になっている子が多いんです

実際に中学生でも、観たことがない問題(習っている内容で解ける)を出しただけで文句を言ったり、怒ったりする生徒もいます

正解がない問題=書かない

授業中でも「アイデア」「意見」「提案」を求めたりしますが、これには正解がないため、発言できない(しない)生徒がいます

百歩譲って、みんなの前では言えない子だとしても、テストでも無回答の子がほとんどです

正解がない→書かない

こうなってくると、正解がない問題(部分点など)は点数が0になるのもそうですが、小中学校の場合は、授業中の振り返りだったり、自分の意見を述べる時間で無回答になるため、通知表にも大きく響きます・・・

今・これからのテストの「難問」は、ワークの反復練習では克服できない!?

今までなら、難問が集まった問題集や、塾や予備校が用意した予想問題集を反復して「出てきたら秒で判断する」ことが求められました。まるでクイズのような対策法です

しかし

上記に示したように、これからの難問は、そういった「勤勉さ」「受身100%」では克服できません

  • 長い説明や文章をノーヒントで答えを見るのを我慢して解く習慣
  • 自分なりの意見や提案をアウトプットする習慣
  • それらをフィードバック(評価やアドバイス)がある環境

これらが、その子の学習生活の中で「基盤」に存在しないと難しいです

とはいえ・・・

学年平均(よく言う、真ん中くらいでいい)という保護者の方、お子様なら、こういった問題に対して真摯に向き合う必要があるのか・・・といえば、正直オススメはしていません

というのも、上記の問題を解くための土台は、学校の授業や日常の知識がほとんどです

学校の定期テストも入試問題も「ワークやプリントでよくある問題」で平均点くらいまでは取れるようになっています

なので、まずは『ワークやプリントでよくある問題』を完璧にすることを優先してください

進路希望上、その成績で達成できるなら、なおさらです

もちろん、進学先で苦労するとか就活、社会人で苦労するというのは・・・ありますが

これからの入試対策としても有効な『ボードゲーム』

無理やりボードゲームに繋げてるやん( `ー´)ノってツッコまれそうですが、おそらく、ボードゲームをプレイしてきた方、ボードゲーム関連の記事を読まれている方は、私がここからの文章を書かなくても

「そういうの、ボードゲームをやってたら、身に付いていくじゃん?!」と思ったはずです

・ルールの説明書や、説明してくれる人の説明をよく読む(聞く)

・実際にプレイとしてアウトプットする

・ルール通りできればOKではなく、そこで勝負が発生する(コツは載っていない)

・相手とのやりとりのなかで最善手を常に探していく

・ゲーム中(ゲーム後)にみんなでワーワー言い合える

そして、なによりも・・・

それを『楽しく』学べる♪

え?ボードゲーム教室?ボードゲームを取り入れた学習塾?

興味のある方は、トップページにすべて載せてあります(^^♪

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