[新通知表]中学校の通知表、ABCのナゾ、5段階のナゾに迫る

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2021年度より中学校の通知表が「新通知表」になっています

特に大きな告知もなく、説明もなくニュースにもならず、2021年度より中学校の通知表が「変わりました」

これは、4年に1回行われている教科書改訂のようなものではなく、2002年度以来の「大改訂」なんです

どう変わったか、詳しくは「何が変わったの?」のページを参照していただくとして、今回は

・通知表についている[ABC]のナゾ ※学校によっては◎〇△

・内申の1~5のナゾ

について書きます

通知表についているABCのナゾに迫る!

ここで書かれている内容は、過去の塾生の通知表の研究、文科省の資料、教師へのヒアリングをもとに書いていますので、100%どの学校にも当てはまる!とは言えません。しかし、今までよりも劇的に通知表を理解し、通知表をあげる手助けになることは間違いありません

ここからはお手元の通知表と一緒にお読みください(^^♪

お手元にない方のための見本です

ABCはどうやって付けられているのか?

通知表には各教科で、3つの項目があり、それぞれにABCがつきます ※学校によっては◎〇△ですが必ず3段階です

そのABCですが、これは各先生が「データ」で管理しています。間違っても、先生の主観や印象でABCを付けることはありません。特に中学校は「高校入試で使う」ため、生徒の将来に大きく関わりますので

その「データ」を3学期制なら、学期ごと、2学期制なら、前期の平均値で評価します

そして、最後の通知表は「学年」とあり、一年間の平均で評価されます

どれくらいでAになるの?

肝心な「どれくらいでA評価になるのか?」ですが、これはいろいろ調査しても一律同じようで

A:80%以上 B:60~79% C:60%未満

例えば、毎週、英単語の小テスト(10問)があるとします

それを4・5月は事前に勉強していて、10問中満点の10点が続いたけど、6・7月で勉強しなくなって5・6点が続いたとします

そうなると、小テストの評価としては

(10+10+5+6)÷4=7.75点

平均で8割(8点)には届かず「B」となります

こういった評価を、定期テストや授業、提出物などで日々行われていて、集計されています

(各項目、何が評価に入るかについては、また別の記事で書きます)

中学校の通知表、5段階のナゾに迫る!

先ほど書いたABCの評価をした後で、その教科が5なのか4なのか、2なのか1なのか・・・を付けています

(とはいえ、実際にはパソコン上で入力した結果、自動的に内申の数字が決まっている場合が多いです)

【重要】54321は、ABCの数で決まっている!

3項目のABCの数で決まっています。例えば、上からABBの通知表とBBAの通知表、BABの通知表は同じ内申です

組み合わせ例(ある市の場合)

5:AAA 要するにオールAで5

4:AAB 要するに1つだけBなら4

3:ABB、BBB 要するにA1つまでは3

2:BBC、BCC、(ABC、AAC) 要するにCが1つでもあれば2

1:CCC 要するにオールCで1

実際に聞いた話では、AACやABCになるような子はかなり稀らしいです

なので

例えばBBCで内申2の子は、ABCを目指しても2のままなので、CのところをBに変えないと3にならないわけです

この組み合わせを知っているだけで、どれが内申として「上げられそうか」も見えてきますよね

まとめ

今回は、新通知表のなかでも「ABCの付け方」「54321の付け方」をお伝えしました

うちの子の通知表、診断してください!!

累計5000枚の小中高校の通知表を見てきました。入塾前、最初の懇談会で持ってきていただいた通知表を見ただけで、学校での弱点や改善点などをその場で指摘して、保護者の方に「今までワケわからずモヤモヤしていた通知表をここまで教えてもらったことがなかった」と大変好評をいただいております

もし、オンライン(Zoomなど)を用いて実際の通知表を見させていただき、分析や今後の学校生活、勉強で意識する点を聞きたいというご要望がございましたら、お問い合わせください 「通知表診断の件」と書いていただけたら助かります

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