塾屋は、発達支援教室クローバーと連携して、発達障がいの子の支援や保護者の方のサポートに力をいれています
2017年10月より
愛知県豊田市にある学習塾「塾屋」と同県知立市にある発達支援教室「クローバー」は、生徒支援に対する連携を開始します
以下、QandA形式でご報告とさせていただきます(2020年10月現在までの成果を追記)
1:なぜ連携をすることになったのでしょうか?
これは塾屋に限らずだと思いますが、学習指導を行いながらも、例えば発達障がいなどでコミュニケーションや学校や家での学習、または親子関係がうまくいかずに苦労されている子(保護者の方)に出会う機会が増えているようです。私はそのつど、塾屋にできることをしてきたつもりですが、専門的な知識や指導、特に保護者の方目線でのノウハウの不足を感じていました。今回、発達支援教室を民間(公的な発達センターや放課後クラブではない)で行っているところがあることを知り、連携の話をさせていただきました
連携から3年が経ち・・・
開始して3年が経過し、少しずつ認知されてきており、塾への問い合わせでも「息子がグレーだと診断されていて、クローバーさんとの連携して指導を受けることも視野に入れて・・・」と、事前に知っていただいているケースもあります。私自身も発達障がいに支援者資格を取得するなど、継続的に情報収集や共有を行っています
2:具体的に、連携とは何をするのでしょうか?
連携なので、塾屋→クローバー クローバー→塾屋という双方の流れでの指導支援連携になります
まず、塾屋→クローバーの連携として考えているのは、学習塾として塾屋での指導を望んでいる方のなかで、お子様の発達や接し方、親子関係で苦しんでいる状況が「先に」あると思われた場合、クローバーに相談をし、クローバーでの親子支援の指導を受けることができます(もしくは併用)
次にクローバー→塾屋の連携として考えているのは、発達支援教室として今の親子関係やお子様の学習支援で通われている方は、おおよそ1年を目安に、お子様の言動も変わり親子関係も「大丈夫」といえる水準になるそうです。今まではそこで卒業して、学校の成績やテスト、進路のことを考えて学習塾を探す場合、1から合う塾を探すことになります。そこで、クローバーの支援方針と合う学習塾と連携することで、発達支援→学習支援(指導)への移行がスムーズになるだけでなく、情報を共有するので、入塾後のミスマッチやトラブルの心配もありません
連携から3年が経ち・・・
実際に塾に入りたい→懇談→クローバーさんに相談→支援指導→卒業→塾屋へというケースが何件か実績として出てきました。そのいずれも、最初の懇談や指導時とは『別人』ともいえる変化をして返ってきました(^^♪おそらく、生徒本人の変化以上に、クローバーさんの特徴でもある「親子支援」「親の接し方・考え方」の指導によって、その子の生活の中心である「家でのケア」「親との会話でのケア」ができるようになったことが大きいんだと思います
一つ残念なのは、クローバーさんに通っていて卒業した後、塾屋に入ろうと思っていても学年の空きがないケースが何件かあり入塾できていないことです。これは今後の改善点です
3:代表者それぞれのコメントをください
A3:当方は発達の気になる子どもたちに社会性や各種スキルを学ばせ発達を促す教室です。1年ほど通われると、かなり子どもは落ち着き、教室で安心して学習できるようになってきます。教室で学ぶためのサポートをしてくれる塾が必要になります。塾屋さんと提携することで、双方が特性を理解でき、ミスマッチを防ぎ、それによって学びの効果を最大限にすることが可能になると考えました。当方にとってもこの連携は、教室を修了し送り出す子どもの明るい未来のために有効です
発達支援教室クローバー 代表 細井 晴代
今回の連携によって、学習塾では十分に指導・支援できなかった領域まで連携して指導・支援ができるようになりました。今後、学習塾業界としても、学習塾×○○の発想で、多様なニーズに対して学習塾ができる幅が広がることを期待しています
学習塾 塾屋 代表 坪内 康将
この件に関するお問い合わせは
学習塾 塾屋
発達支援教室クローバー