塾に自動販売機を置く、メリット、デメリット、そして比較・・・すべて!
2007年に塾を始めて、3年目の2010年から、塾前に自動販売機を設置しています。
そもそも、設置しようと思ったキッカケ、ぶっちゃけ儲かるのか、そして、2015年からはチェ〇オの自動販売機からオリジナルの自動販売機に換えたので、双方の比較はどうなのか?
今、自動販売機を塾で置いている方
これから置こうかと考えている方
メーカーのか、オリジナルかで悩んでいる方
両方を運営した経験を書きますので
1つの指針になればと思います
まずは、自動販売機をなぜ置こうと思ったのか。
動機はよくあるシンプルなものです。
ある日、サン〇リーの営業の方が塾に来て「教室のココ(駐車場)に置きませんか?」と言われました。
その当時は塾を始めて3年目くらい。
塾がようやく軌道に乗ってきたものの、日々忙しくしていたときです。
え??自動販売機って自分の意思で置けるんだ・・・!
無知な私は「自動販売機が自分の権限で置ける」なんて考えたことがありませんでした。
最初から置いてあるものだ・・・(冷静に考えたら最初に誰かが置いたんだけど)と思っており、塾に置くなんて考えたこともなかったのです。
そこで私が興味ありげな顔をしていたようで、仕組みを説明してくれました。
これはサン〇リーに限らず、後述するチェ〇オにも共通しているので、ここでメーカー自販機の仕組みを書きます。
メーカー自販機、設置側(塾)の収支
メーカー自販機の場合
塾側の収入①
1本につき、購入金額の〇%または1本〇円×本数
←これはメーカーによっても違いますし、自分で値段を下げて買いやすくする代わりに1本あたりの収入を下げる方法もあります。応相談って感じですね。
塾側の支出②
電気代〇千円
←これは自販機の機械によって差が出ます。昔のは高いし、今のだとLEDを使ったり、夜中は電気を自動で調整したりするみたいです。月いくらかは聞けば絶対に答えてくれますが、それが正しい数値かは確認する手段はありません・・・。
①-②がプラスなら黒字ってことですね。
メーカー自販機の場合、②に大きな差は出ないです。どこも最新のを置きます。
なので①次第で黒字も赤字もあり得るって話です。
塾屋の場合、どうだったのか? メーカー自販機の収支
塾屋の場合、チェ〇オさんとは
「1本100円で、1本につき20円の収益をもらえる」
という契約でした。
チェ〇オさんは1本100円でやっているのが特徴ですが、他のメーカーなら、購入金額は自分で変更ができます。
チェ〇オさんの場合は、月に1度、担当の方が封筒と現金で
「〇月の分です♪」と渡しに来てくれます。そこで、本数×20円がもらえるわけですね。
実際のレシート(報告書)を保管していなかったですが、そのお金を入金しているので、通帳を見れば記録が分かります。
その結果・・・
MAX収益
10600円(530本)
MIN収益
2600円(130本)
くらいでした。
平均すると6000円(300本)くらいでした。
電気代を引いても、確実に黒でした♪
売上本数としてはおそらく結構多いと思います。
理由は、やはりチェ〇オ100円の部分だと思います。この周辺でチェ〇オ100円の自動販売機がなかったので。コンビニが目の前にあってもこの数値を出していたので、しばらくは何の不満もありませんでした。
メーカー自販機の良し悪し
良い点
・生徒もスタッフも気軽にジュースを買いに行ける
(といっても、塾の目の前にコンビニがあるんですが)
・ジュースの補充やトラブルは担当の方が定期交換・補充をしてくれる
・ジュースを買うついで(飲んでいるついで)に、塾屋を見てもらえる
悪い点
・ごみ箱が置いてありますが、ジュース以外を入れたり、周りにゴミが集まる。
定期交換の時に掃除してくれますが週1・2日だったので、来ない日は毎日掃除していました。
→後日、ゴミ箱を置かないでと要望して解決しました。
・塾のカラーと合わない
こんな感じの自販機だったので、色合いも塾のカラーには合わず自販機だけ浮いた存在でした。
自販機は置きたい。でも、塾に合う自販機を置きたい!
その結果、インターネットでいろいろ調べてみると
『オリジナルの自販機を置ける。しかも、ジュースはメーカー自由』という、自動販売機が置けることが分かりました。
これは実際に私が依頼して設置した会社です。
※もし、ここで導入する場合は「塾屋の紹介」と言ってもらえると、私の時の契約(値引き)でできるみたいです♪
オリジナル自動販売機は、こんな仕組みです
(他社のオリジナル自動販売機が同じとは言えませんが、数社あたった結果、どこも仕組みは似ていました)
まず、メーカーと違うのは
『自動販売機を買う』ということです。
実際には分割で払うのでリースみたいなものですが、だいたい月2万円くらいの出費です。
ここは私も「ウっ」となりましたが、もう少しお読みください♪
あとは
『ジュースに対しては完全自由』というのも大きな違いです。
完全自由とは
・どのメーカーでもOK
(自分で店とかネットで仕入れるため)
・どのジャンルでもOK
(炭酸ばっかりとかコーヒーばっかりでも)
・何円にしてもOK
です。
簡単に言えば
「自動販売機=店舗」を購入(借りて)、そこで店をやっている感じです。
メーカー自販機のときのような収支を書くなら
オリジナル自販機の場合
塾側の収入①
1本〇円×本数
←販売金額そのまま全部、収入になります。
塾側の支出②
電気代〇千円
ジュースの仕入れ代、1本につき〇円×本数
①-②がプラスなら黒字ってことですね。
ハイリスク、ハイリターンになったという感じですかね。
なぜ、オリジナルに切り替えたのか。3つの理由と根拠
メーカー自販機から切り替えたのには3つの理由と根拠がありました。
換えた理由と根拠①
塾のカラーに合わせて、宣伝効果にもしたかった。
実際に置いたのが、このデザインですが、何回も直してもらいました。そのおかげもあって、塾屋の自動販売機は地域では有名で、これを写メに撮ったりしている光景も珍しくありません。
また、スライド動画を置いて塾の説明を流すことや、自販機の側面に情報を書いたりできます。
そういう自販機を置いている塾というイメージが、私の塾のイメージ浸透・向上に貢献しています。
換えた理由と根拠②
300本売れるという事実。
先ほどの自動販売機代を払ったとしても、月300本売れるなら、トントンくらいにはなる計算が立っていました。別に自販機で塾の経営の足しにする気はなく、宣伝費として何かに月〇万円払うと思ったら、その費用を「ジュースが売れることで0円にできる」くらいの感覚でいました。
最初にチェ〇オの自動販売機である程度、ここで売れるという実績と自信があったので、オリジナル自販機を導入する際の費用に尻込みすることなく導入できました。
換えた理由と根拠③
単純に「面白そう」だったから。
3つ目にして、子どもみたいな理由ですが、単純にメーカーも仕入れも値段も自由という部分が、どこのFCに属するでもなく、塾の師匠や下積み修業を経ていない私が「塾屋」をやっているのと似ていたんです。
「これ、授業とかで生徒に売れるジュースの選び方・・・とか一緒に考えたら楽しいかも」
なんて、自動販売機を導入後の楽しい妄想が広がったんです(^^♪
オリジナル自動販売機~メリットとデメリット~
良い点
・とにかく自由!
・塾の1つとして使える。
これは、授業内で使うこともできますし、例えば期限が近くなったジュースを塾で無料で提供することもできます。スタッフにも勤務時に無料で渡すことができるようになりました。
・マーケティングの勉強になる。
これは塾にも活かされていて、私のスキルアップにもなっている点です。何が売れるか、どう展示するかなど、トライandエラーを繰り返せるんです。塾の場合、他の業種のように何か宣伝などでトライしても結果の良し悪しがすぐには出ないんですが、自販機の場合は飲食店のように、反応が早いんです。明らかに売れ方や選び方が変わるんです。
これは、オリジナル自動販売機でしか味わえない、私だけのゲーム?みたいなものです(^^♪
悪い点(慣れれば大丈夫?)
・ジュースをどこに置いておくか
ジュースを自販機に入れておけない量をどこに保管しておくのか。塾内で場所がないとキツイです。
塾屋の場合は、裏の倉庫部屋がありますが、買いすぎると足の踏み場がなくなります(泣)
・仕入れが面倒
私の場合、ネット9割、実店舗1割で買っていますが、どこで買うと安いのか・・・いつ買うと安いのか・・・はしばらく経験が要ります。野菜の値段のように、需要と供給などで出てくるジュースの種類も値段も変わっていきます。それはそれで面白いんですが・・・
(オリジナル自販機を始めた方は、私に言ってくだされば私が利用しているショップを教えます)
・マーケティングミスは大損・・・。
「これ、売れそうだな」と思って箱買いしたものの、全然売れない・・・という経験は今でもあります。それはそれで経験だと思えば前向きにやっていけますし、売れ残りは塾生や家族にあげれば良いと割り切れるなら全然悪い点ではないかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたか?
塾に自動販売機を置く。塾の自動販売機・・・に関しては専門家みたいなレベルになったなーと書きながら思いました。
もし
私と同じようにオリジナル自動販売機を置きたい!という方は、ここが私が利用している会社です。
事前に私に連絡いただければ、塾屋の時と同じ値段でできるよう交渉しましょうか♪
ついでに、私が使っているサイトも紹介します!
学習塾という仕事は、楽しいですが、毎年同じようなサイクルになりがちです。
自動販売機を置く新たな価値として
『塾の宣伝効果』
『塾長やスタッフが自動販売機を使ってより仕事を楽しむ』
というのが、全国の塾長さんに伝わってくれたらなーと思います。